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ファイル	フォーマット	サイズ	閲覧回数	説明
chiri_39_p57	pdf	3.10 MB	99

論文情報

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アイテムタイプ	紀要論文
タイトル	「蝉しぐれ」に風景を読む
その他のタイトル	Reconstruction of landscape in the world of "Semishigure"
著者	著者名 漆原, 和子
	著者名 高花, 達也
	著者名 高瀬, 伸悟
	著者名 高木, 康平
	著者名 野島, 祥代
	著者名 宮崎, 眞実
	著者名 井上, 昌彦
	著者名 石塚, 健太
	著者名 URUSHIBARA-YOSHINO, Kazuko
	著者名 TAKAHANA, Tatsuya
	著者名 TAKASE, Shingo
	著者名 TAKAGI, Kouhei
	著者名 NOJIMA, Sachiyo
	著者名 MIYAZAKI, Mami
	著者名 INOUE, Masahiko
	著者名 ISHIDUKA, Kenta
言語	jpn
ISSN	09125728
DOI	https://doi.org/10.15002/00025940
出版者	法政大学地理学会
雑誌名	法政地理
	JOURNAL of THE GEOGRAPHICAL SOCIETY OF HOSEI UNIVERSITY
巻	39
開始ページ	57
終了ページ	66
発行年	2007-03-22
著者版フラグ	Version of Record
キーワード	洪水
	地質構造
	砂丘
	庄内平野
	flood
	geological structure
	sand dune
	Shonai alluvial plain
抄録	藤沢周平の小説「蝉しぐれ」の中に盛り込まれた自然描写から，地形や気候の再現が可能かどうかを検討し，小説で扱われた自然景観を復元することを研究目的とした．小説の中の自然描写から庄内平野にある山形県鶴岡市が舞台であると断定できた．小説の記述を確かめるために鶴岡での現地調査をおこない，その結果と地形図や地質図で庄内平野の特性を調べたところ，この平野部は向斜軸に相当し，沈降傾向にあることがわかった．また，日本海側にのびる幅の広い砂丘は，背斜軸があり隆起傾向にある地域である．その砂丘地の南の延長上にある弱線に沿った地域に温泉があることも確認できた．このような地形，地質上の特色は，鶴岡付近が洪水多発地域であることを示している．鶴岡は江戸時代においても洪水が多く，治水が必要な地域であることが浮かび上がった．普請組の河川管理の仕事を助左衛門と文四郎の職位として扱ったのは，登場人物達に現実性をもたせる点で重要であることがわかった．藤沢周平のこの小説における優れた自然描写は，小説の中から自然景観の復元を可能にし，かつ，その景観が実在する鶴岡とその周辺部と合致するものであることが確認できた．
資源タイプ	Article
書誌レコードID	AN00226190
インデックス	資料タイプ別 ＞ 紀要 ＞ 法政地理
	102 文学部・人文科学研究科 ＞ 紀要 ＞ 法政地理 ＞ 39

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