西周の「哲学」の再検討を通じて実証哲学を新たに展望する

安孫子, 信; ABIKO, Shin

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Permalink : https://hdl.handle.net/10114/00024356

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論文情報

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アイテムタイプ	研究報告書
タイトル	西周の「哲学」の再検討を通じて実証哲学を新たに展望する
その他のタイトル	A new perspective on the positive philosophy through a reexamination of the "Philosophy" of Nishi Amane
著者	e-Rad 研究者番号 70212537 著者名安孫子, 信
著者	著者名 ABIKO, Shin
言語	jpn
雑誌名	科学研究費助成事業研究成果報告書
開始ページ	1
終了ページ	7
発行年	2020-06-10
著者版フラグ	Version of Record
キーワード	西周
	哲学
	実証哲学
	オーギュスト・コント
	社会学
内容記述	研究分野：哲学
抄録	研究成果の概要 (和文) : 「哲学」という語そのものを創案しつつ、西洋哲学を日本に始めて導入した西周の仕事の意味は、彼がまさに「哲学」で意味しようとしたことに依存する。西はオランダで出会い学んだ、当時隆盛の実証哲学、とりわけオーギュスト・コントの実証哲学を受け入れ、コントの意味での「哲学」を日本に導入しようとした。すなわちそれは、形而上学的哲学ではなく、それ自身が科学である実証的哲学であった。しかもその際に、西はコント以上に実証的であろうとしたのであって、諸科学を科学的に統一する場所を、コント自身が創設した社会学にではなく、むしろ生理学・心理学に求めた。本研究の何よりの成果は、西の「哲学」のこうした全体像の解明である。
抄録	研究成果の概要 (英文) : Amane Nishi's work, which originally introduced Western philosophy into Japan while inventing the word "philosophy" itself, depends on what he meant in "philosophy". Nishi accepted the positive philosophy in vogue at that time, especially Auguste Comte's positive philosophy that he met and learned in the Netherlands, and tried to introduce "philosophy" in the meaning of Comte to Japan. That is, it was not a metaphysical philosophy, but an empirical philosophy that was itself a science. Moreover, at that time, Nishi tried to be more positive than Comte, and sought a place to scientifically unify various sciences not in the sociology created by Comte himself, but in physiology and psychology. The most important result of this research is the elucidation of such an overall picture of the "philosophy" created by Nishi.
助成	文部科学省科学研究費補助金[基盤研究(C)（一般）]　課題番号：16K02140　研究期間：2016-2019
資源タイプ	Working Paper
インデックス	資料タイプ別＞科研費報告書
インデックス	401 科研費報告書＞ 2019(令和元年/平成31年)年度科学研究費補助金研究成果報告書